みなさん、こんにちは!利き酒師のおゆむです。
「日本酒って美味しいけど、太るお酒なんですよね?」なんて相談、よく受けます。
そんな悩みを解決するため、今日は日本酒と体型の関係について分かりやすくお話ししていきます。
最後まで読めば、明日からもっと安心して日本酒が楽しめるはず。
さあ、一緒に日本酒の魅力を再発見しましょう!
意外と低め?日本酒のカロリー
まずはカロリーの話から。
100mlで約100kcal。ビールよりは高いですが、焼酎やウイスキーよりはずっと低いんですよ。
お酒の種類 | カロリー(100mlあたり) |
---|---|
日本酒 | 約100kcal |
ビール | 約40kcal |
焼酎(甲類) | 約200kcal |
焼酎(乙類) | 約150kcal |
ウイスキー | 約240kcal |
グラス一杯あたりだと、焼酎は50~90mlで50~100kcal、ウイスキーは30mlで80kcal。
焼酎やウイスキーは割って飲むことが多いので、割り材のカロリーも追加されますね。
居酒屋やコンビニでも人気の缶チューハイは甘く、100mlあたり50~80kcal。
日本酒はおちょこ1杯(約30ml)で30kcal程度、一合(約180ml)で180kcal程度ですので、他のお酒に比べるとカロリーは高いと言えます。
しかしここで日本酒=太ると判断するのはちょっと待ってください!
お酒の種類によって飲む量が違うので、カロリーだけでは出来ません!
ビールやハイボールはぐびぐび飲んじゃうよね
なぜ「日本酒は太る」って言われているの?
1. 糖質が高いというイメージ
日本酒は米から作られているので、「糖質の塊じゃない?」って思われがち。
確かに100mlあたり約3.6g、1合あたり6.5gの糖質が含まれているんです。。
ではほかのお酒だとどうでしょう?
焼酎やウイスキーなどの蒸留酒は糖質0gですが、
ビール350mlには約11g、カルピス酎ハイには約13gの糖質が含まれています。
日本酒が特別に糖質量が多いわけではないんですよ。
糖質制限をしている場合は蒸留酒一択だね。
2. 味の種類が豊富で飲みすぎてしまう
日本酒は種類によって味が大きく異なるのが最大の魅力!でも、これが落とし穴になることも。
「あれ?もう空いちゃった…次つぎ!」「メニューに書いてある日本酒、制覇しちゃおう!」なんて経験、ありませんか?
飲み過ぎちゃうと、やはりカロリーオーバーになってしまいます。
飲みすぎると太るのは、日本酒だけの問題ではなくどんなお酒にも当てはまります。
日本酒は飲み比べが楽しいんだよね~!
3. 魅力的なおつまみの誘惑
日本酒を楽しむ時、美味しいおつまみも欠かせませんよね。でも、ここにも落とし穴が!
高カロリーなおつまみを選んでしまうと、知らず知らずのうちにカロリーオーバーに。
大丈夫、記事内でご紹介する低カロリーなおつまみを選べば、この心配はなくなりますよ。
太りにくい日本酒の楽しみ方、教えちゃいます!
さて、ここからが本題。どう飲めば太りにくいのか?ポイントは2つ!
- 冷たすぎない温度で楽しむ
冷たい日本酒は口当たりがよく、ついつい飲みすぎてしまいます。
常温に近いと自身の酔い具合に気付きやすく、飲みすぎ防止に!
寒い日は燗酒もおすすめ。体が温まって代謝アップ!
しかも香りや味わいの変化も楽しめて一石二鳥なんですよ♪ - 和らぎ水を忘れずに
日本酒と交互に飲む水を「和らぎ水」と呼びます。風流ですよね~!
実は日本人の昔からの知恵なんですよ。
お酒と同量の水を飲むことで、飲みすぎ防止にもなりますよ。
どちらも飲みすぎないための重要なポイントです!
日本酒と一緒に和らぎ水、注文してみよう~
おつまみも大事!太りにくい組み合わせ
おつまみの選び方で、さらに太りにくくなります。日本酒に合う、ヘルシーなおつまみをいくつか詳しくご紹介しましょう。
お刺身
- なぜ良いの?:高タンパク低脂肪で、不飽和脂肪酸が豊富。
- おすすめの魚:鯛、ヒラメ、カンパチなどの白身魚は特に低カロリー。
- 栄養価:例えば鯛の刺身100gあたり、約92kcalで良質なタンパク質約20g含有。
- 食べ方のコツ:醤油を付け過ぎず、わさびや大根おろしを活用するとさらにヘルシーに。
枝豆
- なぜ良いの?:ビタミンB1が豊富で、糖質の代謝をサポート。食物繊維も豊富。
- 栄養価:100gあたり約135kcal。タンパク質約11g、食物繊維約5g含有。
- 食べ方のコツ:塩味を控えめにし、レモン汁をかけるとビタミンCも摂取できます。
- 豆知識:枝豆は未熟な大豆で、イソフラボンも含まれており、女性に嬉しい効果も。
冷ややっこ
- なぜ良いの?:低カロリーで大豆由来のタンパク質が豊富。ビタミンB1も含有。
- 栄養価:150gあたり約55kcal。良質なタンパク質約6g含有。
- 食べ方のコツ:醤油を少なめに、おろし生姜や青ネギをたっぷり添えて。
- アレンジ:オクラや山芋を添えると、さらに栄養価アップ&ねばねば食感で満足感も。
焼き鳥(塩味)
- なぜ良いの?:高タンパクで、炭火焼きなら余分な脂が落ちてヘルシーに。
- おすすめの部位:ささみ、むね肉などの低脂肪部位。
- 栄養価:ささみ串(約30g)1本あたり約35kcal。タンパク質約7g含有。
- 食べ方のコツ:タレよりも塩味を選び、レモンを絞って食べるとさっぱりと。
きゅうりの浅漬け
- なぜ良いの?:超低カロリーで、食物繊維豊富。ビタミンCも含有。
- 栄養価:100gあたり約14kcal。食物繊維約1g、ビタミンC約10mg含有。
- 食べ方のコツ:塩分を控えめにし、酢を使うとさっぱりと食べられます。
- アレンジ:みょうがや生姜を加えると、さらに代謝アップ効果が期待できます。
これらのおつまみは、低カロリーで栄養価が高く、日本酒との相性も抜群です。
また、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なので、翌日の二日酔い予防にも効果的なんです。
適量を心がけてバランス良く楽しむことで、美味しく健康的な日本酒ライフを送ることができますよ。
日本酒の種類によっても変わる?カロリーの秘密
実は日本酒の種類によって、カロリーも変わってくるんです。
日本酒の種類 | カロリー(100mlあたり) |
---|---|
普通酒 | 約100kcal |
吟醸酒 | 約95kcal |
純米酒 | 約105kcal |
にごり酒 | 約120kcal |
にごり酒や甘口が好きな方は少し注意して銘柄選びをしてみましょう。
でも、美味しいものは我慢せずに、量を調整するのがコツですよ
日本酒のヒミツ、知ってました?
お酒には「エンプティカロリー」っていう不思議な特徴があるんです。
アルコールのカロリーは体内で優先的に消費されるから、理論上は脂肪になりにくいんですよ。
でも、これはあくまで理論上の話。その分ほかの脂肪の分解が遅れるということです。
飲みすぎやおつまみの取りすぎには要注意です!
日本酒で乾杯!健康的に楽しむコツ
適量の日本酒は実は体に良いといえます。
アミノ酸やビタミンも含まれているし、血行促進やリラックス効果も期待できますよ。
1日一合程度を目安に、楽しく飲みましょうね♪
まとめ:明日からの日本酒ライフがもっと楽しくなる!
実は「日本酒=太る」という方程式は、必ずしも正しくないことがわかっていただけたでしょうか?
適量を守り、賢くおつまみを選び、楽しみ方を工夫すれば、日本酒は決して太る悪者ではありません。むしろ、適度に楽しむことで、心も体も健康になれる素敵なお酒なんです。
燗酒で楽しんだり、和らぎ水を取り入れたり、おつまみを工夫したり…ちょっとした心がけで、もっと楽しく、もっと健康的に日本酒ライフを送ることが出来ますよ。
今回は、罪悪感を感じずに日本酒を楽しむこつをお伝えしました!ただし、くれぐれも「飲み過ぎには要注意」ってことだけは、忘れずに。
皆さんの日本酒ライフがもっと楽しくなりますように!
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