日本酒の夏酒っていつから?流通する時期や特徴、2024年おすすめ銘柄や料理を紹介

日本酒の夏酒っていつから?特徴やおすすめ銘柄も紹介

今年の夏はことさらに暑い!!皆さん、夏はどんなお酒を飲むでしょうか?

今回は、夏酒はいつからいつまで?どんな日本酒なの?といった疑問に現役利き酒師がお答えしますね。

日本酒といえば冬のイメージが強いですが、爽やかな味わいの夏酒は、暑い季節にぴったり♪

この記事では夏酒の魅力、おすすめ銘柄、相性の良いおつまみ料理、そして楽しみ方と保存方法まで解説します。

夏酒を知って、夏をさらに楽しみましょう!

おゆむ
おゆむ

キンッと冷やした夏酒は身体を冷やしてくれますよ!おつまみも一工夫して夏を楽しもう!

目次

夏酒はいつからいつまであるの?

結論から申しますと、明確な定義はありません

各蔵元が「夏に美味しいお酒を!」と趣向を凝らし造られたお酒で、毎年6~8月頃に流通します。

4月頃までは「しぼりたて」や「新酒」の時期、9月頃からは「ひやおろし」「秋酒」の時期で、その間に発売されるのが夏酒。

ただ、近年は前倒しで、全部発売が早いんですよね・・・。

おゆむ
おゆむ

実際は、5月~7月頃に発売されるお酒、という印象に変わりつつあります。

日本酒:夏酒の特徴

夏酒の最大の特徴は、その爽やかな味わいです。

低アルコールのものや、発泡性のあるスパークリングタイプが主流ですが、最近はアルコール度数の高い原酒タイプなど、さまざまな種類がありますよ。

おゆむ
おゆむ

原酒は、お水を加えていない出来たまんまの日本酒。味わいは濃いめのものが多いですよ。

夏酒の多くは冷やして飲むことで、暑い夏にぴったりの清涼感を楽しむもので、軽快な飲み口とフルーティーな香りが特徴です。

原酒タイプは氷を入れてロックスタイルにしたり、ソーダ割で楽しむことを推奨したものもあります。

ロックに向くお酒はアルコール度数が高い原酒も多く、あえて燗酒で楽しむ人日本酒マニアもいるんです。

一般的に、夏酒は以下のような特性を持っています:

  • 低アルコール度数:通常の日本酒よりもアルコール度数が低く、飲みやすい。
  • フレッシュな酸味:清涼感を感じさせる酸味が強調されている。
  • 爽快な炭酸感:スパークリングタイプの夏酒は、炭酸のシュワシュワ感が楽しめる。
  • フルーティーな香り:果物のような甘い香りが特徴で、暑い季節にぴったり。

しかし、先述したようなアルコール度数の高いタイプも増えています。

各蔵元が消費者のニーズを考え、夏に美味しく飲めるお酒を提案してくれているんですね。

おゆむ
おゆむ

やっぱり夏にはビールでしょ!という方も是非選択肢に加えてみてくださいね!

日本酒:夏酒の歴史

夏酒は実は歴史が浅く、市場に登場したのは今から約15年前のことです。

冬のイメージが強い日本酒は夏には需要が低かったのです。

日本酒好きからは蒸し暑い日本の夏でも、さらりと飲める日本酒が欲しいという声が高まり、各蔵元が工夫を凝らして造り始めました。

特に2007年頃から「夏酒」と銘打って販売されるようになり、今では夏の定番として親しまれていますよ。

見た目もブルーやクリアのボトルであったり、夏らしいデザインのラベルであったりと趣向を凝らしています。

おゆむ
おゆむ

夏らしいラベルはジャケ買いする人もいるよ!

夏酒の種類やおすすめ銘柄

夏酒にはたくさんの種類がありますが、代表的なものとおすすめ銘柄を紹介します。

低アルコールタイプ

低アルコールタイプの夏酒は、軽やかで爽やかな飲み口が特徴です。

アルコール発酵をある程度で止めているので糖分が多めとなっています。

おゆむ
おゆむ

味もフルーティなものが多いですよ。

アルコール度数が低いため、長時間楽しむことができます。特に、夏の暑い日にゴクゴクと飲めるのが魅力です。

糖分が多い日本酒って太るのか?気になる方はこちら

おすすめ日本酒銘柄「風の森 ALPHA1 夏の夜空」

「風の森 ALPHA1 夏の夜空」は、低アルコールながらしっかりとした味わいを楽しめる奈良県の油長酒造の一品です。ラムネのような爽やかさが特徴で、暑い夏の夜にピッタリです。

スパークリングタイプ

スパークリングタイプの夏酒は、発泡性のある日本酒、乾杯のシーンにぴったりです。

このタイプはしっかり冷やして飲むことで、その爽快感が一層引き立ちますよ。

大きく2種類に分けられ、自然に発酵させた「瓶内二次発酵」タイプと、「炭酸ガス注入」タイプがあります。

おゆむ
おゆむ

スーパーで購入しやすい「澪」などが炭酸ガス注入タイプです。

一般的に瓶内二次発酵タイプは泡が繊細で、シュワシュワ感が強い傾向にありますよ。

おゆこ
おゆこ

ワインのシャンパンも、この瓶内二次発酵なのよね!

おすすめ日本酒銘柄「貴 純米 本生スパークリング」

「貴 純米 本生スパークリング」は、ベランダや公園など外で飲みたくなる一本!

山口県の永山本家酒造場が醸造するこのスパークリング日本酒は、二次発酵による泡が軽快な飲み口を演出し、夏の暑さを忘れさせてくれますよ。

甘酸っぱいフルーティタイプ

甘酸っぱいタイプの夏酒は、フルーティーな香りと爽やかな酸味が特徴です。

まるで白ワインのような飲み口で、暑い夏の日に冷やして楽しむのに最適です。

おすすめ日本酒銘柄「大嶺3粒 夏のおとずれ」

リンゴやベリーといった夏っぽい甘酸っぱさを持っており、まるで白ワインのシャルドネのような味わい。

香りと甘み、酸味のバランスが絶妙で、果実味と透明感溢れるお酒ですよ。

おゆむ
おゆむ

筆者も購入して飲んだのですが、つい飲みすぎるほどの滑らかなのど越し♪リピ買いしました!

夏酒と相性抜群の料理

白身魚のカルパッチョ

爽やかな夏酒には、淡白な白身魚にオリーブオイルとレモンを絞ったカルパッチョがよく合います。

大葉や薬味を使った和風カルパッチョも最高です!

酸味がしっかりしたタイプの夏酒は、シンプルな素材の味を引き立てます。

とうもろこしの天ぷら

夏の野菜の代表格ともいえるとうもろこし。

野菜売り場でも安価で手に入りますが、コーンの缶詰をかき揚げにすると、より手軽に味わえます。

ほんのり優しい甘さとサクッとした歯ごたえで、ついついお酒が進んでしまいます。

薬味たっぷり冷ややっこ

暑い日が続いて夏バテ気味になると、食事をするのも億劫になりますよね。

そんな時でも食べやすい冷や奴はツルリとした口当たりと、爽やかな薬味が食欲を増進させてくれますよ。

たくさんのバリエーションがあるのも魅力的。好みの味でどうぞ。

夏酒の楽しみ方と保存方法

夏酒の美味しい飲み方

夏酒は、基本的に冷やして飲むことを想定して作られています。

冷蔵庫でしっかり冷やした後、グラスに注いでゆっくりと楽しんでくださいね。

特にスパークリングタイプの夏酒は、冷えた状態で飲むことで炭酸と味わいのバランスが良くなります。

おゆむ
おゆむ

一緒に同量の水を飲むと酔いにくいよ!

夏酒を楽しむアレンジ方法

  1. ロックスタイル 大きな氷をグラスに入れて、キンキンに冷やした夏酒を注ぎます。氷が溶けるにつれて、味わいの変化を楽しめます。
  2. ソーダ割り 夏酒をソーダで割って、シュワシュワとした爽快感を楽しむ方法です。割合は1:1が基本ですが、好みに合わせて調整してください。
  3. カクテル 夏酒をベースにしたカクテルを楽しむのも一興です。例えば、夏酒にフルーツジュースを加えてフルーティーなカクテルにしたり、ミントやレモンを加えて爽やかに仕上げたりできます。
  4. フローズンスタイル 夏酒を氷と一緒にブレンダーでミキサーにかけて、シャーベット状にして楽しむ方法です。暑い夏の日にぴったりのデザートドリンクとして楽しめます。

夏酒の保存方法と注意点

夏酒は冷蔵庫での保存し、開封後はできるだけ早く飲み切るようにしましょう。

出来るだけ瓶を立てて冷蔵庫に入れると風味が変わりにくいですよ。

特に発泡性のあるスパークリング日本酒は、炭酸が抜けてしまう前に飲むのがベストです。

また、直射日光や高温の場所での保管は避けてください。

日本酒の賞味期限について知りたい方はこちら

まとめ

夏酒とは、夏の暑い季節にぴったりの爽やかな日本酒のことです。

低アルコールのものやスパークリングタイプ、フルーティーな香りが特徴で、冷やして飲むとその涼しさが引き立ちます。

夏酒は初心者にも飲みやすく、夏らしいさまざまな料理と相性抜群です。

保存は冷蔵庫で行い、開封後は早めに飲み切ることが大切です。

また、お酒を飲む際は同量の水を飲むなど体調に考慮してくださいね。

今年の夏は、おすすめの夏酒で乾杯して、涼しいひとときを楽しみましょう!

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